寄稿

リフレッシュの秘訣
素朴な疑問Q&A「なぜタカラヅカに嵌るのか?」

第49回 リレー随筆
梨岡 英理子

 
 今回、リレー随筆に割り込ませていただきました。思えば、私が若かりし頃、初めて近畿会会報部に参加させていただいた時、紙面改革の一環として「多くの会員に参加してもらうため『リレー随筆』ってどう?次の人を紹介してもらうの!」と気楽にはじめた企画だったように思います。あれから二十年余、今も続いていることがとても嬉しいです。

 さて、久々の自由な紙面です。2月号でも「新年賀詞交歓会」の宝塚歌劇団ゲストの記事「だけ」を書かせていただきましたが、私は宝塚歌劇をはじめとするミュージカルが大好きなのです。普段、近畿会ではCSRや環境会計等を担当するCSR小委員会で真面目に議論していますが、近畿会で「宝塚歌劇」という単語が出てくるときはどこへでも出没します。
 最近20年くらいの宝塚、東宝等の主なミュージカルは大体頭に入っており、何を聞かれても大抵は答えられる・・と、これが仕事なら申し分ないほどの記憶力を誇っています。(マニアではありません、ただのファンです。)そこで、良く聞かれること・・なんでそんなに好きなのか? 何がそんなに好きなのか? どこが面白いのか? なぜ同じ演目を何度も見にいくのか?・・・など素朴な疑問にお答えしたいと思います。
 
Q タカラヅカの何が良いのですか?
A 「夢の世界」に浸れるからです。リフレッシュに最適です。
解説:もともと女性ばかりの劇団、その成り立ちから虚構の世界。だから現実にはありえないことが、ありえない人々により創造された夢の世界。少女マンガの世界の具現化といえば近いかもしれない。「こんなカッコいい(容姿&言動)男が居るわけない」と感じても、それでいいのです。「現実に居たらコワイわ!」というので正常反応。現実にいないカッコいい男性と現実に居たら嫌われるほど可愛い女性が繰り広げる恋愛、悲惨な運命の下にある人々が困難に立ち向かう姿、国家の命運を背負った人々の悲劇、など自分の身の上に降りかかりそうも無いことが、美しい衣装を着た美しい人々と豪華な背景で綴られます。それに浸りきって楽しんでいるとアラ不思議、現実世界の嫌なことを全部忘れてしまいます。
 人間が演じるにもかかわらず現実から程遠いからこそ、要所は美しい歌で彩るミュージカルだからこそ、程よく現実を忘れられるのです。
 煌びやかで豪華なショーでは、笑顔で歌い踊る若い劇団員を見ているだけで「私も明日から頑張ろう!」と思えます。3時間無心で見ていると、いい気分転換になるんですね。
 もっと気分を変えたい方には(女性限定ですが)、変身写真館があります。
 
Q なぜ同じ演目を何度も見るのですか?
A 舞台は生き物、毎日変わるから時々見にいって成長を楽しむのです。
解説:生の舞台では日々同じことが繰り返されているようで、日々変化が起きています。実は一期一会の世界。初日・中頃・千秋楽とどんどん深化していく様子が楽しめます。ほとんどの場合、後半へ行くに従い芝居は深味を増し、歌声は良く響き、ダンスは切れがよくなります。初日の硬さに初心を忘れず、舞台に乗ってからでも進化を忘れない・・その心根に触れると「私も頑張らなくては」と思えるのです。また舞台での手抜きは観客に直ぐに伝わります。「うわバレバレなのね、手を抜かずに頑張らなくては」と自らを戒めることも有ります。変化(成長)を自分の目で確かめることが大事ですね。だから何度も見にいくのです。
 
Q タカラヅカ以外ではどんなものがありますか?
A 東宝ミュージカルや劇団四季、OSK(日本歌劇団)が有ります。
解説:劇団四季と東宝ミュージカルは男性も出演、東宝はTVで見かける人もいて馴染みがあり、『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』などの海外ミュージカルも多く上演されていて、男性の声が聞きたいときはこちら。
 OSKは女性のみでタカラヅカと同じですが、ダンス力が素晴らしい! 宝塚より小さな劇団ですが、舞台技術やダンス力では引けを取りません。より舞台と近く応援してあげたい気持ちが倍増します。(OSKは4月12〜22日 難波の松竹座にて『春のおどり』開催中です。ぜひ一度ご覧ください。
 
Q なぜリレー随筆がQ&A形式なのですか?
A Q&Aがマイブームだからです。
解説:絶賛配布中の『CPAのための環境・CSR素朴な疑問Q&A』はひとり1冊無料なので、是非ご請求いただきお読みください。リフレッシュして真面目に仕事した私が見られます。(近畿C.P.A.ニュース4月号同封のチラシ参照)

 以上、私の独断によるQ&Aでした。