報告

関西地区3会共催
待機合格者(未就職者)向け就活実務セミナー

就業多様化対応委員会 委員長 種田(おいだ) ゆみこ

 
日時: 2012年1月16日(月)13:30〜16:30
内容: 第1部  実 務補習及び業務補助・実務従事の要件とは? (増田副委員長)  
第2部

就活指導の専門家による「メンタル強化と就活実務セミナー」
(就活指導専門講師 渡辺真一郎氏、清水敦守氏)

場所: 近畿会研修室
 公認会計士合格者は、監査法人以外に税務会計事務所、コンサルティング会社、さらに最近は事業会社等に就職して財務、経理等の分野で活躍する、いわゆる「企業内会計士」となる例も多く、近年その数は増える傾向にありますが、就活時に苦労されている事例が多く見受けられます。と申し上げるのも、試験合格者が最終的に公認会計士となるためには、合格後原則3年間の実務補習を修了するとともに、監査の業務補助ないし上場企業等にて一定の条件の実務従事を積む必要がありますが、それらの内容についてよくわかっておらず、就職の面接で実情とは違う説明(ex 過度に企業の配慮が必要であるかのような説明)をしてしまい不採用となってしまったという報告も過去から多く聞いています。また、公認会計士試験合格者といえども、事業会社等に求職活動する場合、「会社人事による評価ポイント」を意識した対応が大変重要です。
 そこで、合格者が企業内会計士として実務補習及び業務補助・実務従事要件等にどう対応していったら良いかの概要説明とともに、事業会社への就活指導の専門家により会社人事の眼を意識した効果的な履歴書や職務経歴書の書き方、面接などの対策指導を行うなど(下記講義内容概要参照)、就活に具体的に役立つ実践的なセミナーを初めて開催しました。
 受講者からの感想も「前半のお話は何度か聞いていたことのあるお話の再確認といった感じもありましたが、改めて聞けて良かったです。後半のセミナーもとても参考になりました。事業会社を受けるにあたってやはり会計士から離れた第三者の意見はとても大事だと思いました。具体的な履歴書の書き方から精神面の部分までバランスよく構成されていましたし、2時間という短い時間で考えると内容的に十分だったと思います。」などと概ね好評でした。今後は彼らがこれを役立てて無事実務につけるよう求人の拡大につき、会員の皆様には今後ともご支援及びご協力の程宜しくお願いします。
 なお、今回のレジュメは就活者にとって具体的で大変参考となるため、ボリュームはありますが近畿会HPから参照できる近畿実務補習所の「お知らせ」に「待機合格者(未就職者)向け 就活実務セミナー資料」という表題でUPしています。
https://www.jicpa-knk.ne.jp/lesson/image/seminar_20120116.pdf )
会員の皆様も閲覧できますので、一度ご覧になってみてください。