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9月16日金曜日、広島で第32回日本公認会計士協会研究大会が開催されました。この研究大会では「心ゆたかな社会を支える公認会計士 公正・誠実・信頼」がメインテーマとなっていました。 今年は東日本大震災、台風豪雨など未曽有の災害に苛まれた日本列島でしたが、その中に垣間見られた誠実な日本人の存在には、日本人ばかりでなく多くの外国人も胸を熱くし、感動したことが報道されていました。混乱の中にあっても秩序をもって順番を守り、慰問に来てくれた人に手を合わせ、自らの命や生活が脅かされているにもかかわらず、冷静に、そしてお互いを信頼して行動する日本人。こういう状況だからこそ本当に心ゆたかに生きておられる人が光り輝いて見えるのではないでしょうか。 一方で、電力会社の情報開示遅延、やらせメール等々、公正・誠実・信頼という言葉からはほど遠い行動をとったのも同じ日本人であります。また、風評に惑わされ、正確な情報に基づかないで判断してしまうのも人間の弱さゆえであります。不誠実な行為を防止し、適切な情報提供を担保するための役割を担う人がこうした中では必要であり、そのうちの一つの役割を担っているのが公認会計士ではないでしょうか。 公正に誠実さをもって行動し、社会の信頼に応え、社会の発展に寄与する公認会計士となり、心ゆたかな社会を支えられるように公認会計士が一丸となって頑張っていかねばと考えさせられたテーマでありました。 |
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(会報部 田中久美子) |