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第46事業年度 第4回定例役員会 議事録 |
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と き 平成23年7月26日(火)午後6時〜午後7時30分
ところ 近畿会事務局 会議室
出席者 31名 (役員数44名) |
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審議事項
第1号議案 「本部常置委員会委員等の推薦について」 |
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(提案者)総務部長 増田 明彦
提案者より、第46事業年度本部常置委員会委員等について協会本部より推薦依頼があったので下記のとおり推薦したい、との説明があり、審議に入った。 |
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記 |
1.本部常置委員会等委員 |
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この提案については、特に意見等もなく、審議の結果、原案のとおり承認された。 |
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第2号議案 「地区会の名称変更について」 |
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(提案者)担当副会長 遠藤 尚秀
提案者及び宮野西なにわ地区会長より、「西なにわ地区会」の名称についてはかねてから同地
区会所属会員等に周知されていなかったため地区会を総括するに適切な名称として「阪神地区会」に変更したい旨説明があり、審議に入った。
なお、本件は6月26日開催の西なにわ地区会総会において決議されている旨申し添えられた。
この提案については、長年に亘り懸案事項ともなっていたこともあって今回の変更に賛同し、
審議の結果、原案どおりに承認された。 |
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報告事項
第1号 会長報告 |
(報告者)会 長 小川 泰彦
報告者から、去る7月15日金融庁が公表した「個人債務者の私的整理に関するガイドライン」について、主に以下のとおり報告があった。
本内容は東日本震災被災者の二重ローン問題に対処するためのもので、その目的は、債務者の自助努力による生活や事業の再建を支援することで、震災によって多くの自己破産者の現出が懸念される中で、民々による手立てが出来ることになった点は評価したい。
債務免除するにあたり、「個人版私的整理ガイドライン運営委員会」という第三者機関が債務者の資産や返済能力を査定し、弁済計画案の妥当性をチェックすることを条件とするもので、この運営委員会のメンバーとして弁護士、公認会計士が就くことになっている。
このガイドラインは8月22日から運用開始で、早晩JICPAに対し委員の派遣要請があ
ると予想される。本件、地域性から第一義的には東北地域会の会員が社会貢献されると思うが、近畿会においても支援要請に備え、受け皿の準備が必要と考えている。
本件について報酬額が1日2万円程度と僅少で個人的には近畿会会員が参加する場合には相当額を近畿会で負担してはどうかと考えている。本件は社会的意義のあることで全面的にバックアップするスタンスで臨みたいと考えている。 |
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会長報告に関連して以下のような意見・質疑応答がなされた。 |
松山監事: |
未就職者に対する支援策を打ち出されている協会から一定の監査法人、監査をしている個人事務所に対し、未就職者を業務補助につかせるよう依頼しているが、その業務補助の基準は現状に比べ厳しくなったようである。
こうした基準はどこでどのように決められたのか。また、基準は全会員にオープンにすべきではないか。 |
田副会長: |
本件は本部から中小監査法人、監査をしている個人事務所に対して未就職者の非常勤採用をお願いしているものである。
本件は金融庁と本部が話し合いで決めているものであるが、基準は明確になっていると認識しておらず、監査の実施計画から最終局面に至るまで携らせる内容になっているものと思っている。 |
増田総務部長: |
補足すると、金融庁と本部役員との意見交換会の中で、例示的には従事日数は10日から20日との話はあったが、例示であって基準といったものではないと認識している。 |
小川会長: |
本件について基準が決められたとの認識はしていない。
会員から非常勤採用者を従事日数で計ることは監査の品質上問題があるとの意見が
あり、本部では計画から最終意見に至るまで補助をしたという程度の関わりがないといけないのではないかという考えに立っている。
監査の規模によって日数が異なるのは当然で、絶対数で計るようなものではないと思っている。 |
松山監事: |
基準ではないということは理解した。よって本件は本部理事会等での決議事項でないと判断したがそれでよいか。
ある程度の基準を設けることは必要と思うが、説明の中で日数は絶対的なものでないとした場合、従来より従事期間を厳しくするのか、それとも従来と一緒とするのか、考えをお聞きしたい。 |
小川会長: |
考え方は従来とは変わっていないとの認識である。監査従事説明は監査責任者が行うもので、この者の判断によって業務補助が勤められたかどうか妥当性をもって証明されたものであり、従来も今後においても同様である。従って、今回の内容はハードルが高められたとの認識はない。 |
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第2号 理事会報告 |
(報告者)理事 田 篤 |
報告者より、以下のとおり報告があった。 |
1.常務理事会報告 平成23年7月6日開催 |
(1) |
審議事項 |
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品質管理委員会からの意見具申「品質管理レビュー手続の一部改正について」に関する
件 |
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→・ |
レビュアー以外の者を補助者として補助業務を行うことができることとした。 |
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・ |
多数限定の表現の見直しの明示化 |
(2) |
中小事務所等施策調査会からの答申「中小事務所等施策調査会研究報告『四半期報告書に関する表示のチェックリスト』」に関する件 |
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→・ |
7月中に公表予定 |
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・ |
規範性、強制力をもつものではない。 |
(3) |
監査・保証実務委員会からの答申「監査・保証実務委員会報告82号『四半期報告書に関する表示のチェックリスト』」に関する件 |
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→・ |
実施基準の改訂に対応 |
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・ |
評価範囲に含めた内部統制について、経営者が一定の複数期間内に一度の頻度で評価する場合、監査人は毎期評価結果の妥当性を検証する必要があるが、事業拠点や評価項目の財務報告の信頼性に及ぼす重要性によっては、経営者等に対する質問・評価記録の閲覧といった手続を実施することで足りる場合があることを記載した。 |
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・ |
一体監査における内部統制監査報告書の日付は、財務諸表監査及び内部統制監査の両監査が終了したと監査人が判断した日としていたが、両監査の審査が完了し、監査意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと監査人が判断した日以降の日付と改めた。 |
(4) |
IT委員会からの公開草案に関する件 |
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@ |
IT委員会研究報告「XBRLデータに対する合意された手続」について |
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→ |
手続方法をまとめた |
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A |
IT委員会研究報告「ITに対応した監査手続事例〜事例で学ぶよくわかるITに対
応した監査〜」について |
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→ |
事例紹介 |
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2.理事会報告 平成23年7月6日開催 |
(1) |
会長報告 |
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IFRSへの対応等についてなど、資料に基づき報告がなされた。 |
(2) |
審議事項 |
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品質管理委員会からの意見具申に関する件 |
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→ |
上場会社監査事務所登録制度改正に関する細則等の一部変更要綱案について実務的取扱いを明確にし、細則、規約の見直しを行った。 |
(3) |
協議事項 |
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小規模事業体における監査及び審査のあり方PTからの報告「小規模事業体における監査業務に係る審査のあり方等について(案)」に関する件 |
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→・ |
ISQC1(国際品質管理基準)に平仄を合わせ、監査事務所は審査を要求する方針及び手続を定め、その方針及び手続に従って監査業務に係る審査を実施することが必要であると判断した監査業務につき審査を実施するという建付けとなっている。 |
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・ |
監査事務所が定めた方針及び手続が緩やかな運用とならないよう、品質を合理的に担保するために必要な品質管理の手続について記述している(ex.自己点検チェックリスト)。 |
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・ |
小規模な監査事務所における品質管理のシステムの監視のあり方については継続協議。 |
(4) |
報告事項 |
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プロジェクトチームの改組に関する件 |
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@ |
協会組織・ガバナンス検討プロジェクトチームの改組に関する件 |
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A |
Zプロジェクトチームについて |
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第3号 本部定期総会報告 |
(報告者)副会長 田 篤
報告者より、7月6日(水)開催の第45回本部定期総会について、収支計算書及び財務諸表の承認を含めすべての審議事項が可決承認され、質疑応答も活発に行われたとの報告があった。詳細については、近畿C.P.A.ニュース8月号に掲載。
なお、本報告に関連して、蔵口副会長から収支計算書における会員厚生自家保険引当資産の取崩し等の状況、研修受講料についての考え方を、松山監事から専務理事の世界会計士会議での行動内容、政治連盟活動のスタンスについて、質疑・補足説明等があった。
また、百々幹事からCPE研修受講料の無料化を要望された。 |
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第4号 総務部報告 |
(報告者)総務部長 増田 明彦
報告者より、以下のとおり報告があった。 |
1. |
第45回定時総会・記念交流会の開催結果について |
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日 時 平成23年6月27日(月)14:00〜20:00
場 所 リーガロイヤルホテル 2階「山楽」 |
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出席者 |
@定時総会 会員等194名 |
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A記念交流会 来賓 47名、会員等110名 計 157名 |
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2. |
大阪弁護士会との定例懇談会の開催結果について |
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日 時 平成23年7月25日(月)18:30〜19:30
場 所 KKRホテル大阪
出席者 近畿会7名 大阪弁護士会7名
テーマ 「業務拡大、税理士法改正事案について」 |
3. |
関西地区三会共通の掲示板(研修会・厚生行事)について |
4. |
グループ会議(副会長担当別)の開催について |
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小川会長から本件は前執行部から行っているもので、役員間の親交を高めるのが目的、かつグループ外参加も歓迎、との補足発言があった。 |
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第5号 研究・CPE研修部報告 |
(報告者)研究・CPE研修部長 堀 亮三
報告者より、以下のとおり報告があった。 |
1. |
CPE協議会の開催結果について |
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別途配布資料に基づき説明がなされた。 |
2. |
第43回中日本五会研究大会の準備状況等について |
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日 時 |
平成24年1月21日(土) |
場 所 |
大阪国際交流センター |
テーマ |
自由論題8テーマ(近畿会3、東海会2、北陸会1、京滋会1、兵庫会1) |
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統一論題「多様化する会計、変貌する監査」〜社会公会計と財務会計を考える〜 |
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3. |
CPE研修計画及び実施結果について |
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別途配布資料に基づき説明がなされた。 |
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第6号 会員業務部報告 |
(報告者)会員業務部長 百々 季仁
報告者より、以下のとおり報告があった。 |
1.大阪府公益認定等委員会委員の推薦について
被推薦者 林 紀美代 会員 |
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第7号 就業多様化対応委員会報告 |
(報告者)就業多様化対応委員会委員長 種田 ゆみこ
報告者より、以下のとおり報告があった。
業界就職説明会の開催について
日 時 平成23年8月27日(土)13:30〜15:30
場 所 近畿会研修室
内 容 就業説明、実務補習・業務補助等の説明
対 象 公認会計士試験受験生 |
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第8号 厚生部報告 |
(報告者)厚生部長 南方 得男
報告者より、以下のとおり報告があった。 |
1. |
三会共催バーベキュー大会(7月17日/淀川河川公園西中島地区)の実施結果について |
2. |
三会共催フットサル大会(9月18日/MAG’S FUTSAL STADIUM)実施について |
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東京会のフットサル大会優勝・準優勝の2チームが来阪。大会後、東京会・関西三会幹部との会合を予定している。 |
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第9号 女性会計士委員会報告 |
(報告者)女性会計士委員会委員長 宮口 亜希
報告者より、以下のとおり報告があった。 |
1.「女性会計士20人 人生の中間決算書」出版記念セミナー開催結果について |
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日 時 平成23年6月26日(日)14:00〜16:00
場 所 ヴィアーレ大阪
参加者数 40名 |
2.「女性会計士20人 人生の中間決算書」販促活動等について |
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印刷部数 5500部(会員・準会員用4000部、他書店販売用等) |
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第10号 本部委員会報告 |
(報告者)租税調査会委員 伊藤 誠一
報告者より、以下のとおり報告があった。
昨年7月の定期総会において会則を変更し、設置した税務業務部会の部会員及び賛助部会員を7月20日から募集している。入会金、会費等は不要であり、税務についての知識を得られるので、ぜひ登録お願いしたい旨発言があった。 |