報告

CPA night 2011 in Osaka〜海外留学という選択肢〜

準会員会 近畿分会幹事 同 国際委員会委員 藤田 咲

 
はじめに
 平成23年9月10日、『CPA night 2011 in Osaka 〜海外留学という選択肢〜』と題して、準会員会近畿分会・同国際委員会共催で勉強会を開催致しました。当勉強会は、日本公認会計士協会の国際会計人養成奨学金制度(川島奨学金)の告知協力及び奨学金制度の利用を検討されている方々が集まる場の提供を目的としております。川島奨学金受給者第1期生としてMBA留学を経験された西谷剛史氏、川島奨学金受給者第6期生に内定され今後MBA留学を予定されている山崎恵美氏のお二方をゲストにお迎えし、座談会と懇親会を行いました。また、当勉強会は本町のカフェを借り切る形で行い、30名弱の方にご参加いただきました。
 
“CPA night”というタイトルの由来
 当勉強会は昼間に開催されたのですが、「昼間なのになぜnightなのか?」という疑問が多くの参加者から寄せられました。実は、昨年東京で同内容の勉強会が開催され、時間帯が夜だったことから名称は“CPA night”となりました。今年は時間帯が昼間となったものの、“CPA night”という名称(勉強会)を商標のように全国に広めていこうという意図で、同じ名称で開催されました。そこで、近畿で開催する際もその意図を引き継ぎ、“CPA night”という同じ名称にしたという経緯があります。
 
講演内容
 講演は、ゲストのお二方にざっくばらんに語っていただく座談会形式で行いました。主な内容は下記の通りです。
【留学について】
  ・MBA留学を目指したきっかけ
・なぜ語学留学や一般の留学ではなくMBA留学を選んだのか
【川島奨学金制度について】
  ・選考プロセス
・母集団(属性・人数等)
・奨学金獲得のコツ
【MBA受験について】
  ・MBA留学を目指す前の英語力
・必要条件を満たすまでにかかった勉強期間
・進学先を選んだ理由
・費用について
・監査法人を辞めることへのリスクに対する考え方
【留学先・留学生活について】
  ・留学中の体験談
【今後のキャリア】
  ・帰国後のキャリアについて
・MBAの価値とは何か
 座談会後の懇親会では、カフェでの食事を楽しみながら、ゲストと参加者、また参加者同士の交流も深めることができたと思います。

参加者の声
 今回の勉強会では参加者の方々にアンケートを実施し、たくさんのご意見・ご感想を頂きました。その中の一部をご紹介致します。
カフェで行われた本勉強会は、ゲストの方との距離が近く、とても良かったです。
今後、会計士業界からMBAホルダーが多数出るようになれば良いと思います。
懇親会の時間がもっと欲しかったです。
奨学生の方の生の声が聞けて大変参考になりました。
今後の自分のキャリアについて考え直すきっかけになりました。
 また、今後も英語の勉強法やMBAに関する勉強会を開いて欲しいという声も多く、参加者の方がこういったテーマに強い関心をもたれていることが伺えました。近畿分会及び国際委員会では今後も国際的なイベントを開催していく予定です。
 
最後に
 今回の勉強会を通じて、普段なかなか話を聞くことのできないMBAや川島奨学金について、理解を深めることができたのではないかと思います。また、英語の勉強や留学は一般的に自助努力の側面が強いですが、当勉強会で同じテーマに関心のある方が集まる場を提供することで、貴重な同志を得ることもできたのではと感じております。MBAを目指すということは多くの困難を伴いますが、その分達成できたときの得るものも大きい―活き活きとした話しぶりの二氏からは、そういったことが感じられました。
 最後ではありますが、ゲストの方々をはじめ、今回の勉強会開催にあたってご協力頂いた皆様に、準会員会幹事一同厚く御礼申し上げます。