報告

補習所同期会創設に向けての地区会部活動報告

地区会部 部長 谷口 誓一

 
 日本公認会計士協会近畿会(以下、近畿会)地区会部の活動は、地区会活動支援と補習所同期会活動支援の二つを基本項目としています。地区会部では、地区会を縦の繋がりの会(居住地を同じくしたベテラン会計士から若手会計士が集まる会)、補習所同期会を横の繋がりの会(合格年次を同じくした会計士が集まる会)として考えています。今回は横の繋がりの会である補習所同期会についての地区会部の活動につき、ご報告します。
 私が地区会部部長を拝命して、当事業年度で2年目となります(なお、任期は3年です)。全事業年度の補習所同期会に関する地区会部の活動は@補習所同期会の世話人の選定、A補習所同期会世話人(幹事)キックオフミーティングの開催、B補習所同期会の運営ガイドラインの作成、の三つでした。各期の世話人の選定につき、公募しましたが、なかなか上手くいかず、結局、地区会部からの指名・推薦という方法で37名の世話人候補者を選定することができました。ご理解を頂きました世話人候補者の皆様には、今も感謝の気持ちでいっぱいです。
 世話人候補者の皆様には、平成23年3月開催の「補習所同期会世話人(幹事)キックオフミーティング」に参加して頂きました。キックオフミーティングでは補習所同期会の運営ガイドラインの素案について地区会部から説明し、それに対して、世話人候補者の皆様から貴重なご意見を頂きました。
 前事業年度開催のキックオフミーティングの結果を受け、当事業年度では、同運営ガイドラインについて更なる検討を行い、「補習所同期会運営ガイドライン(案)」を作成し、近畿会正副会長会議に上程致しました。近畿会正副会長会で審議して頂いた結果、近畿実務補習所は3地域会(近畿会、京滋会、兵庫会)に関係する団体なので、3地域会共通の「補習所同期会運営ガイドライン」と近畿会固有の「近畿会補習所同期会支援ガイドライン」の二つのガイドラインの作成を条件として承認を頂きました(平成23年7月)。そして、平成23年8月開催の「関西地区会三会会長等打合せ会」の議案の一つに取り上げて頂き、3地域会での承認も頂きました。近畿会正副会長会議及び3地域会会長のご承認を頂きましたので、平成23年9月開催の近畿会定例役員会の報告事項として二つのガイドラインの説明報告を行い、これをもって、承認手続が完了しました。
 次に、ご承認頂きました「補習所同期会運営ガイドライン」及び「近畿会補習所同期会支援ガイドライン」の概要を説明します。
 「補習所同期会運営ガイドライン」は、1. 補習所同期会の活動趣旨、2. 補習所同期会の運営管理、3. 補習所同期会の世話人、4. 補習所同期会合同開催の4つの構成になっています。同ガイドラインには、補習所同期会の活動趣旨として、「親睦を深め」、「情報交換に資する」会であるとともに「自主運営の会」で、そのサポートを近畿会地区会部が行う旨が明記されています。また、各同期会の代表である「世話人」を定め、「世話人」は地区会部との連携を図る旨及び各期の同期会の合同開催も可能な旨が明記されています。
 一方、「近畿会補習所同期会支援ガイドライン」には、1. 補習所同期会への支援、2. 外部代行サービスの利用の二つが明記されています。
 同ガイドラインには、近畿会の補習所同期会への支援として、近畿会が定める一定の要件があれば、補習所同期会への金銭的な支援を行う旨が明記されています。近畿会の補習所同期会への活動支援の在り方については、様々な議論がありましたが、近畿会としては、縦の繋がりの会である地区会と同様に、横の繋がりの会である補習所同期会も近畿会及び近畿会会員にとって重要な会であると考え、金銭的な支援を行うことにしました。
 また、補習所同期会の期(年度)によっては、同期の数が多数となり、世話人の事務手続が多大な負荷となる可能性があるため、近畿会地区会部推薦の外部代行サービス(近畿会との利用契約を締結予定)が利用可能な旨が明記されています。
 なお、詳細につきましては、「補習所同期会運営ガイドライン」及び「近畿会補習所同期会支援ガイドライン」が近畿会会員向けHPの地区会部掲示板にアップされていますので、ご参照下さい。
 以上、補習所同期会創設のための準備は完了しました。今後は近畿会会員の皆様が積極的に補習所同期会に参加して頂き、各期の補習所同期会を盛り立てて頂きたいと思っています。近畿会会員の皆様のご理解とご協力のほどよろしくお願い致します。