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税制・税務委員会研修会開催報告 |
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税制・税務委員会 委員長 伊藤誠一 |
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平成22年11月18日、近畿会税制・税務委員会の主催により、近畿会・京滋会・兵庫会三会共催の研修会を開催致しました。今回の研修会のテーマは、平成22年度の税制改正で創設された「グループ法人税制の概要」を取り上げさせて頂きました。 講師に大阪国税局課税第一部審理課国税実査官石川裕二様をお招き致しました。講師をお引き受け下さった石川実査官は、現任の大阪国税局課税第一部審理課のほか、同調査第一部調査審理課、管内各署の法人課税部門において長年にわたって審理を担当されておられる審理部門のプロフェッションで税法法令解釈に造詣が深い方であり、本年度の税制改正で創設されたグループ法人税制の概要について、大所高所からだけではない実務に即した制度のご紹介を頂くことが出来ました。 テーマタイトルは「グループ法人税制の概要」に致しましたものの、上述のとおり国税局に在籍されておられる現職の審理担当官ならではの、概要の範囲を超えて新しい税制に関する詳細な注意点をご講話頂き、大変有意義な研修会になりました。この制度は始まって間がないために、大阪国税局管内からの実事例による国税局への照会がほとんどない状況で、講師の石川実査官ご自身が国税庁などに事例を照会して頂いたとのことを研修会の直前に伺いました。また、事前に石川実査官とは研修会の内容について何度も打ち合わせを致しましたが、講義内容のレベル調整に大変なるご配意を頂きましたほか、研修時のレジュメにつきましても、国税庁が公表している資料をお使いになりながらも、重要な部分にアンダーラインを入れられた他、質疑応答事例と図解資料を適宜組み合わせられるなど、本研修会のためのご準備に多大なお時間を頂戴致しました。 講師を務めて下さいました石川実査官は、公認会計士で税理士登録をしている者の関与している納税者は比較的規模の大きな法人が多く、企業集団を形成していることが多いとお考えになっておられ、より充実した研修になるようにと講師依頼に伺った当初から熱意をもって本研修会の準備に当たって下さいました。石川実査官にはこの場をお借りしまして御礼を申し上げたいと存じます。 |
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