寄稿

田舎で暮らす公認会計士の抱負

伊賀嘉則

 大学卒業後ニートになりかけていた私が公認会計士2次試験に合格したのは世紀末の2000年10月。なんとか20世紀中に合格できたことに胸をなでおろしてから今年で早くも11年が経過し36歳の年男となりました。
 勤務先は11年間通して新日本有限責任監査法人大阪事務所でありますが、東京出張続きの監査部門で約7年、その後アドバイザリー部門に異動して非監査業務を行っています。プライベートでは三次試験前に結婚し、その勢いで丹波篠山での田舎暮らしを実践。都会で働き、田舎で暮らすライフスタイルも8年目に突入しました。週末は妻と二人の娘と一緒に丹波の黒豆作りをしたり、犬と一緒にニワトリを追いかけたり、山を開拓して薪割りをしたりと篠山での田舎暮らしを楽しんでいます。
 アドバイザリーサービス部では事業再生のコンサルタントを中心に動いており、財務DD、事業DD、事業計画の策定支援業務等を行っております。業績悪化企業の問題点を抽出し、課題や施策を経営者と一緒に悩んだり、金融機関の融資姿勢に一喜一憂しながら個々の案件をなんとか無事にこなしております。
 年を重ねるごとに月日が経過するスピードが猛烈に速くなっていく感じがします。毎回どんな案件でも気を許すことなく、一つ一つ丁寧にしっかりと考えて、知識と経験を重ねることに喜びを感じながら、今後も成長していければいいなと思う今日この頃であります。