地区会コーナー

河内地区会総会 創立10周年記念セミナーのご報告

岡田 修

 
 7月8日に日本公認会計士協会近畿会内の研修室にて、河内地区会創立10周年記念講演会・総会、その後、場所を居酒屋に移して懇親会が開催されました。この場をお借りいたしまして、河内地区会の総会の報告並びに、河内地区会を皆様に知っていただきたいと思います。
 今回は総会で決定いたしました河内地区会の目的に沿ってご報告させていただきます。
 目的の1つ目は『親睦』です。
 河内地区は、北は東大阪、南は富田林・河内長野と広くなっています。しかし、国道170号線、大阪中央環状線で車道は南北貫いているものの、電車の交通がないため、なかなか普段から接点がある人以外は、接点を作りにくいです。そこで、まず、イベントを開催する中で広い地域の会員同士の情報交換を図っていただいております。また、本来の業務等の意見交換も積極的におこなっております。今回の懇親会のテーブルの1つでは先ごろ最高裁で判決の出た「生命保険金の二重課税」に関する論点について、もう1つのテーブルでは「今の補習所」について、お酒の力も相まって白熱した議論が展開されていました。会員同士の『親睦』の形は様々です。ちなみに、私は、文字通り「親」に近い年齢の方々からお話を聞くなかで、様々な経験談を聞いて今後に生かせたらと思って、参加させていただいております。現在、河内地区会は、まだまだ世代バランスが偏っている状態となっております。将来的にはバランスが取れ、大きな家族のように、経験話からふとした疑問に対してまで幅広い情報交換の場として、この地区会が活躍することを期待しております。
 目的の2つ目は『発信』です。
 今回、河内地区会創立10周年記念パーティーとして、橘副会長に「IFRS入門」というテーマで、ご講演いただきました。今回は、クライアントとの会話の際には最低限必要である内容をスライドにコンパクトにまとめていただき、さらにポイント・問題となる事項を強調づけてお話しいただきました。国際会計基準は、現在もなお基準の改訂が行われており、また雑誌等でも、クライアントだけでなく私達も戸惑わせる内容が多く、喫緊の課題となっております。そのため、参加したメンバーが、税効果に関する取扱等の質問も出るなど、真剣に聞き入っておりました。
 河内地区会では、年1回の講演会を催しており、河内地区だけでなく、近畿会全体に情報を発信していくことを目的としています。残念ながら、私達若手の年次は、まだまだ、受信側で本当にありがたく聞かせていただくばかりではございますが、今後は、こちらも発信して、地区会を盛り上げられるのに一翼を担えるようにしたいなぁ、とは、考えているものの、まだまだ先のようです。
 さて、次回の河内地区会のイベントは11月20日土曜日「恒例!ワイン講習会」です。ワイングラスの持ち方・まわし方から教えていただけ、ワインのお話でも十分に楽しめます(もちろん、ワインを飲むことも楽しめます)。先ほど、述べさせていただきました通り河内地区内での接点というものは、なかなか機会がございません。ちょっと遠いから遠慮している方、ちょっと無理して参加してみてはいかがでしょうか。決して損はないと思います。
 最後に、今回お忙しい中、準備から講演までいただきました橘英治副会長、そして地区会の取り仕切り一切をしていただきました西村智子会長に感謝いたします。ありがとうございました。