地区会コーナー

和歌山地区会地方小規模地区会の高齢化問題

名倉健三

 
 去る平成22年6月28日に和歌山市内で近畿会和歌山地区会の総会が行われました。例年総会当日にCPEの単位になる研修会と懇親会を同時開催しますが、参加者は毎年決まって10名程度(和歌山地区会の会員は現在正会員25名、準会員16名、合計41名)。私は平成7年10月に和歌山県の御坊市で個人事務所を開業し、翌年の6月に初めて総会に参加させて頂きました。それから早14年が経過するのですが、この和歌山地区会の総会に参加されているメンバーはほとんど変化がなく、多少欠席者の変動はあるとしてもほぼ同じメンバーです。ここしか知らない私は、地区会とはこういったものだと思っていたのですが、総会の際に来て頂く近畿会の役員の方にお聞きすると、参加メンバーのほとんどが監査業務より税務メインの個人事務所の経営者ばかりといった当地区会の状況は他とはかなり異質であるとのことでした。自宅が和歌山で大阪の監査法人にお勤めの方も多数おられますが、そのような方には委任状は頂いておりますが、総会は欠席です。フィールドが違うのでしかたないのでしょう。勤務先でなく自宅の住所で所属が決まるといった制度にも問題があるのかも知れません。また昭和40年生まれの私が、総会参加メンバーで14年連続の最年少の記録を保持し継続中です。それから参加メンバー全員が地区長経験者で、今回の総会では2順目に行くのかどうかの審議がなされました。このように和歌山地区の総会出席者の高齢化は進んでおります。準会員の方も増えているのですが委任状は頂いても出席される方はなく、今年は「準会員なので議決権があるかどうか分かりませんので委任状のFAXはしておりませんが、欠席をお願いします」と電話連絡も入った次第です。(近畿会での議決権はなくても、地区会での議決権の有無は地区会で柔軟に決定できますので、和歌山地区会では準会員の方にも地区会での議決権はあります)。地方小規模地区会の活性化についてのご意見ご感想お待ちしております。