副会長就任のご挨拶

副会長 遠藤 尚秀

 
 この度、副会長に再任させていただくこととなりました遠藤です。よろしくお願いいたします。
 前期は副会長として社会・公会計委員会(牧野康幸委員長)、監査会計委員会(白井弘委員長)、CAPA大阪大会実行特別委員会(正司素子特別委員長)、研究部・CPE研修部(増田明彦部長)を担当させていただきました。部・委員長はいずれもパワフルな方々で充実した活動が行われました。この紙面をお借りしまして深くお礼を申し上げたいと思います。
 今年度からは本部常務理事でもありますので、これまでの幹事としての6年間・本部理事および近畿会副会長としての3年間の経験を生かし、近畿会副会長としての職責を全うするのみならず、本部におきましても積極的に近畿会会員の皆様の声を発信してまいります。
 さて、今年度から私の担当させていただく部・委員会は、社会・公会計委員会、若手会計士委員会、厚生部、地区会部の4つです。
 まず、社会・公会計委員会につきましては、約15年間、担当委員及び委員長並びに担当副会長を経験して参りました。今回の藤本勝美委員長は監査委員としてもご活躍されておられ、自治体監査現場の生の声を今後の会務活動に生かし地域活性化に少しでも寄与できるように委員長をはじめ委員の皆様とともに委員会活動を盛り上げて参る所存です。
 次に、若手会計士委員会については、会員等の積極的な参加が前提となる委員会であり、また初めての担当でもありますので、大ベテランの島田牧子委員長と十分に連携し、監査現場で若手会計士がどのようにすればより充実した監査業務を実施できるかについて、会員等の皆様といっしょに考えてまいりたいと思います。
 さらに、厚生部は、今年度から始めて幹事となられました南方得男部長とともにフレッシュ・スタートをきりたいと思います。
 また、地区会部は、前期まで国際委員会委員長・監査会計委員会委員をされた理論家であるとともに、人並みはずれた包容力のある谷口誓一部長とともに、各地区会の活性化に取り組んでまいります。
 いづれの部・委員長とも、担当委員会に十分なご経験を有しあるいは多彩な人脈をお持ちの方々ですので今後、近畿会会員等の皆様とともに積極的にリーダーシップを発揮して会務を担っていただけるものと確信しております。
 ところで、各委員会の具体的な活動方針は、各部・委員長の方々がその抱負を述べられると思いますので、ここでは小川新会長の掲げられた「重点施策」との関係において各部・委員会の役割を少し述べていきたいと思います。
 まず、社会・公会計委員会では、「地方自治体の会計・監査制度の充実・発展に向けて、地方の目線を重視しつつ」、以下の項目について調査・研究をおこないます。
@ 総務省主導でおこなわれている新地方公会計制度 についての調査研究。
A 地方自治体の包括外部監査についての実務研修会 の開催。
B 地方公共団体財政健全化法の健全化比率の有用性 についての調査。
C 政治資金規正法監査に関する情報の収集。
 なお、上記の項目について、「京滋会及び兵庫会との連携を緊密化し、会員の利便性をあげる」ため、関西の他地区会との共同研究・共同研修も念頭においてまいります。
 次に、若手会計士委員会では、「より魅力的な業界・協会になるため」、特に会計士業界を今後、担っていかれる若手会計士の意識改革・業務改革を目的として、若手自らの企画・運営により継続的な研究活動とセミナー開催を行っていきます。さらに、「他の職業専門家団体との交流促進」のため、大阪弁護士会の中堅クラスの弁護士との共同研究・研修会および交流会を実施いたします。
 また、厚生部は、「職場の関係とは別に会員相互のネットワークをはかる」べく、合格年次やお勤めの監査法人・事務所の壁を越えて、会員の福利厚生の向上と会員相互の親睦を深める施策をおこないます。さらに、就職多様化対応委員会と協力しながら引き続き、会員等の求職求人の斡旋に取り組んでいくとともに、準会員会の運営の支援もおこなっていきます。 最後に、地区会部は、「より魅力的な地域会になるため」近畿会の14地区会の活動の支援に加え、今年度から補修所同期会を立ち上げまして、会員が“地域”や“年次”という共通基盤をもとに、職場関係以外での連帯感をもてる枠組みを提供して参ります。
 最後になりましたが、会員の皆様から貴重な本音のご意見をいただき、会務活動に是非、反映させてい きたいと思っております。
 引き続きご指導・ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。また、近畿会の会務運営は、一部の役員だけで成り立つものではありません。近畿会の会員、特に若手会計士の皆様の積極的な参加があって初めて成立するものです。会員の皆様、少しでも興味のある部・委員会がありましたらどの部・委員会でも結構です、積極的にどんどんご参加をお願いいたします。この3年間一緒に会務に励み、新たな知識・経験を得るのみならず、他法人・他士業との人的ネットワークを楽しみながら広げましょう。