報告

新年賀詞交歓会

総務部長 高濱 滋

 
 平成22年新年賀詞交歓会が1月7日(木)に本年もホテル阪急インターナショナル4階「紫苑の間」において出席者269名(来賓91名、会員178名)を集めて開催されました。司会はここ数年同様ラジオ等でおなじみの唐川満知子さんにお願いし午後6時に始まりました。
 毎年恒例の公式行事前のアトラクションとして、本年はV−アコーディオン奏者の長坂憲道さんとピアノ伴奏の川原麻衣子さんを迎え、アコーディオン&ピアノの演奏を拝聴しました。V−アコーディオンとは電子アコーディオンのことで、スイッチによる切替えで音色を随時変更できるようで、当日の演奏も曲に合わせて様々な音色を取り混ぜたものとなっていました。オリジナル曲「アドマーニ」を含む4曲を演奏していただき、最後には手拍子に合わせた演奏となり、明るい雰囲気のもと賀詞交歓会の公式行事へ移行することとなりました。   
公式行事の最初に近畿会中務会長の開会の辞・年初挨拶があり、本年6月で3年間の会長任期が終了することから、3年間を振返りCAPA大阪大会・公認会計士制度60周年事業という大イベントでの苦労話や様々な特別委員会を設立して協会本部への提言を実施したときの経験談を披露され、最後に選挙(無投票)で確定している次期近畿会会長の小川泰彦副会長を会場の皆様にご紹介されました。
 その後、3名の来賓の方々からご祝辞を賜りました。
 財務省近畿財務局長の森川卓也様からは、景気動向はリーマンショックによる後退局面からなかなか立直れておらず、特に中小企業、家計部門においては依然厳しい状況であり、新政権の中小企業金融円滑化法の精神による支援が「官」としても重要であるとの認識を示されました。また、当業界関連としては、公認会計士制度の見直しが進行中であること、及びIFRSの導入に関しては近畿会会員とも意見交換していきたいとのお話をいただきました。
 韓国公認会計士協会釜山支会会長の丁振浩(ジョンジンホ)様からは、CAPA大阪大会から近畿会との関係が密接になっており、今回は会長を含め4名の役員の方が来阪されていること、及び、今後は互いにIFRSの議論を中心とした会計の国際化に対応するために協力していきたいと韓国語で話されました(なお、内容は日本語に同時通訳されました。)。
 参議院議員・公認会計士の尾立源幸様は公務の関係から遅れて到着されましたが、開口一番昨年の民主党への政権交代のお礼をされるとともに、民主党内の公認会計士制度推進議員連盟も陣容が拡大し当業界への関心は高まっていること、及び事業仕分けにおける苦労話などを披露いただくとともに、日本が元気になるように政治の分野で活動していきたいとの抱負を述べられました。
 最後に日本公認会計士協会専務理事の木下俊男様からは、本部における最近の動きとして、公認会計士試験合格者の未就職問題にかかる議論、財団の設立、IFRSは国際問題ではなく国内問題であるということ、及び公認会計士協会の赤字財政の現状に関してご説明をいただくとともに、関西経済発展を祈念して乾杯のご発声をいただき、歓談の時間となりました。
 乾杯の後の歓談の途中、ご本人出席の議員の方々から新年の挨拶をいただきました。本年は昨年の民主党への政権交代もあり、多くの各選挙区の衆議院議員の方々を含む総勢23名の方からご祝辞をいただき、賀詞交歓会らしい雰囲気に会場は包まれました。
 閉会の間際まで出席の方々の歓談は続き時間を短く感じましたが、午後8時に近畿会蔵口副会長より閉会の辞が述べられ、閉会となりました。
 
新年賀詞交歓会にご臨席頂いた韓国公認会計士協会釜山支会の方々を翌日、神戸へご案内しました。

「風見鶏の館にて」