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9月9日〜11日にかけて早稲田大学で日本監査研究学会第32回全国大会が開催されました。メインテーマは『監査の現代的役割を探る 不正への対応を意識して』です。 他の学会と違い、この学会は半分以上が会計士。会計研究学会や社会関連会計学会などは学者か学生ばかりなので雰囲気が違います。いつもの学会では純粋な学者ではない私に対しては「実務家だし・・」とあまり質問はされません。が、監査学会は違います。監査の王道・公認会計士ですから! また会場には良くお見かけする方が多数ご出席。緊張します。今回は最終日の朝1番に「非財務情報の開示と信頼性の確保に関する考察 環境情報を中心に」という長ったらしいタイトルで発表させていただきました。メインテーマに合っているのか不安でしたが、OKを頂き演台へ。監査の細道・環境監査から始まったこの分野。政権交代でどうなるのかと思っていたら、いきなり温暖化ガス25%削減!など、とてつもないお話も出てくる注目の分野になっていました。新首相の発言のおかげで関心も少しは高くなったのか、早朝にもかかわらず結構たくさんの方がご参加くださいました。発表後は質問もいくつかいただき、大変充実した時間をすごさせていただきました。関心が高まっているなあ、と実感した1時間(普通の学会は持ち時間が20分程度なのですが、太っ腹な監査学会では45分も。にもかかわらず延長してしまったほどです)。 新政権の動向に注目ですが、会場の雰囲気からどうやらこの分野に日が射してきたかな?と思いました。 |
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(会報部 梨岡英理子) |