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和歌山地区会 活動報告 |
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和歌山地区会 会長 名倉 健三 |
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専門士業の会の「よろず相談会」 | |
税理士1、公認会計士1、社会保険労務士1、中小企業診断士1、行政書士1、不動産鑑定士1、司法書士2、弁護士9。 | |
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また、会計士会のブースに座っている私も、私以外の和歌山地区会の活動に積極的に参加されている会員も、ほとんどが公認会計士事務所の看板は掲げているが、税務をメインにしている個人事務所の事業主である。つまり、需要面も供給面からも、会計士会のブースを設置していること自体に意味があるのかという疑問もある。後に聞いた話であるが、大阪地区会では専門士業の会に所属しているが、よろず相談会には参加していないとのことであった。専門士業の会に所属することは、ほかの士業との連携を強め、士業全体の効率的なサービスの提供に寄与するため、社会的にも意義がある。その観点から所属すること自体は有意義といえる。そう考えると、大阪地区会のように、専門士業の会に所属して、よろず相談会には不参加といったスタンスがベストのようにも思われなくもない。
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ところで世間一般において、会計士とはどのような位置づけなのだろうか?私は個人事務所を開業して今年で14年目になるが、未だに「税務はやっていない」との誤解をされていることもあり、また税務の仕事の対象と理解されている方でも「公認会計士は資本金1億円以上の会社だけが対象よな」と、どこで聞かれたのか分からない基準を設定されていたりすることもある。そういった誤解もあるので、真面目に私の事務所の看板も、税理士法人名称のみを記載して設置しようかと考えたこともあった。
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税理士という職業は世間一般には認識されているようであるが、公認会計士はやはり、世間にあまり正確には認識されていない。考えてみれば、公認会計士には、監査法人に所属し法定監査の仕事をメインとしている公認会計士と、会計士の看板を掲げて税務をメインとした個人事務所をしている会計士がいるが、このことを正確に理解しているのは会計士か税理士くらいではないか。まだまだ広報不足である。そう考えると、専門士業の会の実施するよろず相談会に、公認会計士会のブースをおいて、例え税務の質問に答えることでも、それは公認会計士という職業について広報といった観点からも参加することに意味はある。そう考えて今年のよろず相談会も会計士会として参加しようと思う。 |