話を元に戻して、2008年に起こった出来事を振り返ると毒入り餃子や産地偽装もマスコミを騒がしましたが、決して悪いニュースばかりではなくオリンピックでの北島選手、女子ソフトボールの活躍や日本人のノーベル賞受賞など明るいニュースもたくさんあったように思います。一国の首相が「未曾有」という漢字を読めなかったことも私にとっては衝撃的なニュースでした。
ただし、これらのニュースは全て私自身にとっては大した出来事ではなく、私にとって2008年のトップニュースはやはり子供が産まれたことでした。そう、子供が産まれてから私の生活は一変したのです。
逆子が治らず帝王切開となったので、事前に出産日を決めることができ、1月中旬に出産休暇を取ったのですが、私が決めた日程は却下。1月下旬に帝王切開日が決定。いったい私の出産休暇は何のために。。。とは言え、せっかくの休暇中に何もしないのも暇なので人生初の車を購入してみる。
一方、出産日はというと休暇はすでに取っていたので、仕事をしていたわけですが、神戸市北区にあるデータセンターの視察をしていました。仕事を早めに切り上げて、直帰して病院に行く予定でしたが、待ち合わせをしていた会社の方が神戸電鉄道場駅とJR道場駅を間違えた上に道に迷い、大幅な時間のロスが生じ、結局病院に着くのは夜中に。。。とは言え、出産には元々立ち会う予定はなかったのですが、世間体は気にする必要があるので、立会が出来なかったことを残念がる素振りだけをしてみたり、車の手続きで大阪のマンションと嫁の実家の京都を行き来したりと大忙しとなりました。なんとか2大行事を無事片づけると、そこそこ可愛いらしい子供とお気に入りの車が手に入りました。
しかし、予想はしていたものの大阪市内のほぼほぼ真ん中に住んでいた私は衝動買いの効果で30,000円超の駐車場代を毎月支払う代償を負うこととなり、1DKの狭いマンションに120,000円弱も徴収されてしまい、私はマンションの価値と価格の差を受け入れられず、戸惑う日々を送ることになりました。
家賃の高さに加え、そろそろ大阪市内の生活にも飽きて来た頃でしたので、家を探し始め、ふと出産日に仕事をしていたデータセンターの近くの三田を思い出しました。仕事で三田に行くまでは「三田ってどこ?牛がいっぱいいるん?」って感じでしたが、三田駅周辺はそこそこ栄え、大阪まで40分程度だったので、ちょっとインターネットで検索をして見ると、衝撃的に安い物件がいっぱい。
また、家を地震によって失うというリスクは何としても避けたいと考えていましたので、地盤が強いという三田の土地柄は私にとって十分満足できるものでした。ということで、インターネットから適当に物件を選んで家を購入し、大阪市内の華々しい夜の生活を捨て、三田に隠居することとなりました。
ダミーの出産休暇中に車を買い、出産日に仕事をしていた場所の近くで家を購入するという、2008年の第一四半期には、子供を中心としたビッグイベントが重なり、ホトホト疲れてしまいました。
引っ越してからは、大阪に住んでいた頃の朝9時頃起床して、10分後には仕事に行くという生活から、6時半に起床して庭の畑の野菜達に水やりをし、山芋ごはんを食べて出社するという正に理想的な(?)隠居生活となりました。
土日も今までは無駄に心斎橋や梅田に遊びに行っていましたが、今はホームセンターに行って土やスコップを買って畑を拡張したり、庭の草むしりで毛虫達と戦う日々となりました。
実家にいる時には畑なんて手が汚くなるから、絶対に手伝わなかったのですが、歳とともに人間が変化する様を自分で見て感じとれる2008年でした。
さて、2009年は
どんな楽しいことがあるのかな?
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