報告

「ハロー!会計」を今年も開催

広報・事業部部長 野村 政市

日本公認会計士協会近畿会広報・事業部では、若年層に会計に対する意識を培っていただくことを目的として、昨年に続き会計講座「ハロー!会計」を下記のとおり、実施しました。
●日時: 平成20年8月28日 14:00〜16:00
●場所: 日本公認会計士協会近畿会 研修室
●対象: 中学生、小学生5、6年生
●講師: 万琳達さん、熊谷元裕さん
(ともに日本公認会計士協会 会計士補会 近畿分会所属)
 
講義の内容
第1部 会計ってなに?やってみよう原価計算!
 第1部は、ケーキを題材にして、自分で作ったほうが安くできるのか?それともお店で買ったほうが安いのか?を考えてもらいました。
第2部 公認会計士って?監査って?
 第2部は、経済社会における公認会計士の役割を説明いただきました。具体的には、中世ヨーロッパの大航海時代の投資家が、船長の稼いだ財宝の会計報告が正しいかを確かめるためある人物を雇った話や、粉飾を断じて許さない公認会計士の話を通じて、公認会計士の監査について学んで頂きました。
●講師の感想
万琳達さん(第1部講師)の感想
 今まで人前で話をする経験がほとんどなかった私にとって、子供相手ではありますが非常に貴重な経験になったと思います。 私の授業は、「いちごケーキを一個作るのにかかるお金を計算しよう」という、身近なもので原価計算をしてみるのがテーマで、子供達にとって楽しく、馴染みやすいものだったと思います。また、感想文のなかには「家に帰ったら、いろいろなもので原価計算をやってみたい」というものもあり、会計に興味を持ってくれた子がたくさんいたようで大変嬉しく思いました。 ハロー会計は、電卓付きのものさしや、かわいいケーキの文房具がもらえたり、勉強したあとにはケーキを食べるというお楽しみもあったり、子供達を楽しませるためによく考えられていると感じました。今後もこのような取り組みを続けてほしいと願っています。
熊谷元裕さん(第2部講師)の感想

 小中学生相手に会計授業ということで、不安もありましたが非常に楽しく授業を行うことが出来ました。教材のビデオのタイトルが「あなたの夢はなんですか?」でしたので、参加した子供たちに「将来の夢」を聞いてみたところ思っていた以上に様々な「将来の夢」を聞くことが出来ました。マスメディアは「最近の子供は将来に対してドライ」と報じているようですが、そうではない子も沢山いることを感じとることが出来ました。 アンケートの結果をみるとやはり監査や会社の仕組みは小中学生には難しかったようですが、それでも「面白かった」「会計士になりたいと思った」等と答えてくれた子達もいて嬉しく思いました。 子供たちからすれば会計は未知なものなのでしょう。子供たちにとって未知なものは興味の対象となりえます。「ハロー会計」は子供たちと未知なる会計を結ぶ数少ない素敵なイベントだと思いました。

●広報・事業部からも一言
 以上、今回も大盛会のハロー会計でした。講師を快く引き受けていただきました、万さん、熊谷さん本当にありがとうございました。今回もすてきな講師陣が、子供たちを魅了してくれました。今後も継続していく事業の一つですので、皆様ご協力のほどよろしくお願いします。