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例年この時季は、比較的仕事が落ち着き旅行やゴルフなどレジャーに勤しんでいたものでしたが、今年は四半期レビュー制度の導入により様変わりしてしまいましたね。決算発表の30日ルールや四半期報告書の45日ルールに対応するため、短期間に複数の会社のレビューが重複したことから、いつも以上に忙しいと感じるのは私だけでしょうか。
さて、その四半期レビューですが、実際に実施してみていかがでしたでしょうか。私の感想としては、監査と比べて難しいなぁと感じました。それは、四半期レビューにおいて実施される手続が、質問、分析的手続その他の四半期レビュー手続に限定されているものの、「四半期財務諸表に係る投資家の判断を損なうような重要な虚偽の表示を看過することなく」実施することが求められているため、遣り過ぎることなく、かつ、遣り足りなくもなく、絶妙なバランスが要求されたためです。あらためて、会社の外部・内部環境の理解、監査リスクの識別と手続への落し込みの大切さを思い知らされました。今後も年3回四半期レビューを実施していくため、より効果的かつ効率的に実施できるように心がけようと決意した次第です。 |
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(会報部 神谷 直巳) |