編集後記
 
 またまた環境ネタですが、雑談ネタをひとつ提供します。
  昨年秋、環境管理会計(マテリアルフローコスト会計)の国際標準化が日本からISO(国際標準化機構)に申請されておりました。投票が行われ3月19日に採択され、無事ISO規格化作業のワーキンググループが発足しました。委員長は日本から出る予定です。日本発のISOということで経済産業省が全面バックアップした甲斐がありました。昨今、温暖化情報の削減及び開示についても厳しく言われており、CO2を含めた環境負荷削減のために企業が使えるツールとしてマテリアルフローコスト会計(MFCA)への注目度が更にアップしそうです。
  私が初めてMFCAという名前を知ったのは小渕内閣が始めた経済産業省のプロジェクトの委員会。「何これ?」と思ったものです。あれから9年、あっという間にここまで来ました。「環境」の進化速度は速いです。本日(3/26)もこのテーマで近畿会研修を開催しましたが、年度末とあって少々寂しい参加状況。製造業ではかなりホットな話題のMFCA。コスト削減&環境負荷削減のMFCAは、これからおススメの管理会計の手法です。

(会報部 梨岡 英理子)