部・委員長退任にあたって
=2年間の活動報告=

 

経理部長退任のご挨拶

経理部長 北山 久恵

 

  2年前、前任の経理部長から近畿会の銀行取引の印鑑と約250百万円の預金等の管理を託され、その責任の重大さに気が引き締まったことを思い出します。早速、決済性預金に振替え、一部国債を購入し、安全第一に資産保全を図りました。毎月数回、出金伝票と証憑等をチェックし、振込伝票に自ら押印する必要があり、経理部長の職責の遂行はプレッシャーのかかるものでした。
 近畿会の部・委員会活動については、活発な委員会等には予算を拡大し、不活発な委員会等には予算を削減し、各部・委員会の予算執行状況を厳格に管理して、資金が有用かつ効率的に使用されるよう留意してきました。
 平成18年度から協会の財務諸表を新公益法人会計基準により作成する必要があり、特に、キャッシュ・フロー計算書の作成は試行錯誤で大変でした。普段、監査においては、会社が作成した帳簿や決算書をチェックする立場であり、自ら経理業務を遂行し、決算書を作成して、監事監査を受ける立場に回ったことがなかったため、経理部長の業務を担当させて頂いたことは、貴重な経験でした。監事の先生方のご指導と蔵口担当副会長や事務局の方々、そして会員の皆様のご協力のお蔭で、経理部長としての職務を何とか全うさせて頂くことができたと心から感謝しています。
 3期間、幹事として、女性会計士委員会委員長、監査会計委員会委員長、経理部長を担当し、他の監査法人や個人事務所の方々と一緒に協会活動をさせて頂き、また、監査役協会、弁護士会、不動産鑑定協会、監査研究学会、近畿財務局等、多方面の方々とも交流させて頂いたことは、素晴らしい経験でした。随分、人脈が広がったと思います。若い会員の皆様も、興味のある委員会に、是非、顔を出してみてください。きっと素晴らしい出会いがあると思います。多くの会員の皆様が、近畿会の活動に積極的に参加してくださるようお願いいたします。