副会長退任のご挨拶

副会長 藤原 祥孝

   このたび副会長を退任するのにあたって一言ご挨拶を申上げます。
 この2年間の会務を無事(?、本人はそう思っていますが・・・)遂行できたのは、ワイガヤの雰囲気でいつも活発に議論し会務運営を一緒に考えてきた佐伯会長他副会長の皆さん、部・委員会活動等を通じ実際の会務遂行に努力してこられた幹事の皆さん、会務遂行に厳しいチェックを入れ適切なアドバイスを頂いた監事の方々、部・委員としてあるいは外部から会務活動を支えていただいた会員・準会員の諸先生方、裏方で会務を支えてくれた事務局の皆さん全てのおかげだと思っています。本当にありがとうございました。また、会員・準会員の諸先生方にはこれからも会務活動へのご支援ご協力をお願いいたします。
 さて、今回の原稿依頼はこの2年間の総括をしろということですが、私が担当した部・委員会の各部・委員長が既に会務報告をなさっています。従いまして詳細な会務報告はそちらに譲るとして概略を報告したいと思います。
 厚生部においては、当初懸念されていた就職難の予想が見事にはずれ今も求職難の状態で、新人の就職については特別心配する必要はありませんでしたので、皆さんの福利厚生活動に注力することができました。具体的にはバス旅行・プロ野球観戦・ビアパーティー・映画鑑賞等の企画等です。それぞれほぼ定員いっぱいの参加をいただいたので皆さんのご支持をいただいているものと思っています。
 研究部においては、中日本五会研究大会の運営を行いました。2007年にCAPA大阪大会が開催されることからこの2年間は東海会、兵庫会がそれぞれ主催会となりました。なお、2008年1月には大阪で中日本五会研究大会が開催されます。皆さんの積極的なご参加をお待ちしています。
 CPE研修部においては、積極的にCPE研修の実施に取り組んできました。CPE研修の履修そのものが義務化されていることに加え、本年度から職業倫理と(監査従事者については)監査の品質管理が個別に履修義務化されたことを受け皆さんのCPE研修履修機会をできるだけ多く作りたいと考えてきました。会員の諸先生方に100%満足のいくものではなかったかもしれませんが、今後研修内容、実施方法等がさらに皆さんの満足度の高いものになることを願っています。また、当初の目標にもあげていた他士業との研修会の相互乗り入れについては他士業と共催という形で研修会を各部・委員会で企画していただきました。これは大いに成果はあったと思います。
 経営委員会においては関西バイオビジネス研究会、バイオサポーターズ三会協議会等の活動を大阪弁護士会や日本弁理士会近畿支部、さらには近畿経済産業局との連携をとりながら積極的に行ってきました。またバイオサポーターズ三会協議会で実施しているバイオ勉強会は今回で4期生が終了し述べ約40名の会員の先生方に参加いただきました。近畿会にバイオの知識にたけた公認会計士が数多くいらっしゃることになり頼もしい限りです。なお、関西バイオビジネス研究会において実施しているバイオ実践事例研修は合計4案件終了しました。守秘義務等の問題が解消され次第皆さんに公表する予定です。さらに大阪弁護士会や日本弁理士会近畿支部と共催で研修会も実施しました。従来とは少し切り口の違った研修が実施できたと思っています。
 経営委員会としては今回皆さんにお知らせする成果物が非常に多く、年次研究報告書にも相応のページを占めていると思います。皆さんには一度年次研究報告書をじっくり読んでいただき、経営委員会に限らず会務でどのような活動をしているのかご理解をいただければ非常にうれしく思います。
 さて、皆さんもご存知のとおり今年10月4日、5日に大阪国際会議場でCAPA大阪大会が開催されます。私はこれで近畿会の役員は退任しますが、CAPA大阪大会組織委員会、同実行特別委員会の委員として本大会の運営には最後まで携わる予定です。大阪でこのような会計士の国際会議が開催されるのは今世紀最初で最後かもしれません。大会開催の準備は今のところ順調です(少なくとも私はそう思っていますが、嵐の前の静けさかもしれません)。皆さんのお手元には既にCAPA大阪大会の開催案内書が届いているはずです。この案内書を見ていただければ大会の概要や申し込み方法等全てお分かりになると思います。お申し込みはFAX(この案内書に同封されている申込書を使ってください)でも、インターネット(アドレスは案内書に記載しています)でも構いません。会議を成功させるためにも皆さんの積極的なご参加をお願いします。
 1期2年ではありましたが、近畿会副会長として会務に携わることができて非常に貴重な経験をすることができました。再度支えていただいた会員・準会員の諸先生方に感謝の意を表し退任のご挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。