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大阪市北地区会の活動報告 |
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大阪市北地区会会長 藤原 浩一 |
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大阪市北地区会は、淀川の南北に接した西淀川区、淀川区、東淀川区、此花区、福島区、北区、都島区、旭区の地域に居住する会員相互の親睦を主たる目的とした地区会で、会員数は平成18年3月31日現在260人です。 大阪市北地区会では、7月に行う定時総会において阪神電気鉄道・常任監査役の澤田邦昭氏のご紹介による甲子園観戦を恒例行事とするほか、例年毎年1〜2回程度の懇親会等を開催しております。 今回は、昨年11月25日に「文化の秋を楽しもう!〜落語鑑賞とイタリア料理とカンツォーネと〜」と題して懇親会を開催いたしました。 |
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第1部は、「天満天神繁昌亭」にて落語鑑賞。 | |
最近の当地区会の懇親会は、京都や奈良などの地区会区域より少し離れた場所で行っていましたので、今回は、大阪市内で行おうと考えておりました折、大阪では戦後60年ぶりに落語の定席として復活し、昨年9月15日に大阪天満宮前に「天満天神繁昌亭」が柿落としされると聞き、また、数年前に日本お笑い学会の副会長をされている医師の講演会にて、「笑うことによって、体内にあるNK(ナチュラル・キラー)細胞が活性化し、それによって、ガン細胞を死滅させる。従って、笑うということは、健康に非常に良いことである。」ということを聞き、今、漫才には劣りますが落語もブームになりつつあるので、これはちょうど良いなと思い、企画しました。 当日、受付をすべく少し早い目に繁昌亭に着くと、お客さんではなさそうな方(後に報道関係者の方と判明)や着物姿の女性方(後に着物の着付け教室の方と判明)がたくさんいらっしゃったのも手伝ってか普段の雰囲気と異なっており、何かあるのかなと思っておりましたら、しばらくすると、柿落とし以来約2ヶ月で入場者3万人達成の記念すべき日であったことが判明しました。「やらせ」があったかどうかわかりませんが、先程の着付け教室の先生が3万人目の入場者に選ばれました。 当日の昼席の演者は、森乃石松から始まり、桂しん吉、桂三ノ助、ミッチー純(マジック)、笑福亭鶴二、笑福亭仁福、仲入後、林家染左、大阪キッズ(漫才)、桂米左、トリに林家小染で、予定より30分程早く終わって残念でした。それぞれの内容は省略しますが、「時うどん」や「上燗屋」など有名なネタや桂三枝の創作落語のネタを弟子に下ろしていました。漫才などでは知っているネタを聞くと面白くないが落語の場合は何回聞いても演者によって脚色されるせいかなぜか笑ってしまいます。また、第2部での懇親会にて、着物に詳しい上田高嶺会員夫人より、「後に出演する者にしたがって、いい羽織を着ていて、脱いだ時に見える羽織の裏地がいいものは違う。」というお話をお聞きして、それぞれ興味のあるところは違うのだなと感じました。 繁昌亭が上方落語のショーウィンドウとなり、初心者をどんどん落語世界に招き入れ、落語文化を根付かせてほしいものです。さらに、その近隣の天神橋商店街の活性化、ひいては大阪の活性化の起爆剤となってほしいものです。 |
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第2部は、大阪天満宮より徒歩にて移動して、北浜駅前 にあるイタリア料理「スカーラ」にて懇親会。 | |
最初に、ただ食事するだけは面白くないので、地区会活動らしく、簡単なマナー教室を行って頂きました。印象的であったのは、@ナイフの持ち方について、鉛筆を持つようにすると横にいる人に肘があたらない、A少し面倒ですが、パスタを食べる時にナプキンも同時にもう片方の手で持ち上げると、ソースが服についたりしない、でした。 イタリア料理とできのよい今年のボジョレーヌーボー等を味わった後、ピアノとカンツォーネのライブを堪能し、解散をしました。 参加者はバランスよく老若男女揃っており、参加者数は、第1部が21人、第2部は15人で、土曜日の午後のひとときを楽しむことができました。 大阪市北地区会の今後の活動予定は、2月に交野の地酒蔵元「大門酒造」にて酒蔵見学(記事掲載時には終了している。)、7月定時総会時に甲子園観戦を予定しております。ざっくばらんに懇親を深めておりますので、地区会会員の皆様方のご参加をお待ちしております。 |