編集後記

 
  3月決算会社の中間決算の真只中で、紅葉の季節ながらも、観光には縁なく、時間との戦いの日々をすごしています。昔?は監査に従事している会計士は季節のいい時だけ忙しいと思っていたのですが、最近は、いつでも忙しい気がするのは私だけでしょうか?
「本の紹介」でも「ライブドア事件」等の粉飾決算のことに触れられていますが、10月初旬のNHKの「クローズアップ現代」という番組でも、「ストップ・ザ・粉飾決算〜問われる企業監査〜」として取り上げられ、30分という短い時間内に「なぜ粉飾を防げなかったのか」(ライブドア事件)、「粉飾はなぜおきるのか」(企業と会計士の癒着等)、「監査不振はなくせるのか」(カネボウ事件)、「粉飾防止を迫られる企業」(J-SOX関係)、「粉飾をどう防ぐか」(会社法・会計士に対する株主の代表訴訟等)と盛りだくさんの内容がおりこまれていました。
 短時間のため、要領よくまとめられている半面、一般の視聴者には誤解を招くような表現だなと思われる箇所も見受けられ(会計士交代の見直し、企業と会計士の癒着)、会計士協会としても、社会に向けて正しい情報提供をしていかなければならないのではと強く感じました。

(会報部:林 紀美代)