報告

CAPA(アジア太平洋会計士会議)の準備状況

 今月号からCAPA(アジア太平洋会計士会議)の準備状況を近畿CPAニュースでご報告したいと思います。
 まず、CAPAですが、単純に言えばアジア地区の会計士の集まりです。22カ国、32団体がこのCAPAに加盟し、世界最大の会計士団体となってます。日本のJICPAもその一員です。10年に3回程度の頻度で、研究大会を行っており、2007年予定の大阪大会では最初の会議から数えて50年目の節目に当たります。
 過去、1964年に東京/京都において開催された経緯があります。したがって今回は43年ぶりの会議開催で、関西で開催される一生に一度の国際会議といえるでしょう。
 さて、会議の開催は2005年の香港で開催された世界会計士大会の時のプレセンで決定し、それ以後現在までどのような準備をしてきたかをご説明したいと思います。
1. ホームページの立ち上げ
CAPAOSAKA.COMにて皆様にCAPA大阪大会の概要が載っていますので、皆様ご覧になって下さい。とくにその中にCAPA紹介ビデオがありますので、お楽しみいただければと思います。
2. CAPA紹介ビデオ
 このビデオは、7月の仙台での研究大会に新しいバージョンを初公開をいたしました。いままでのビデオより3分ほど長くしています。協会会長のカットもいれ、音響も一新いたしました。自慢の作品です。
3. ポスター製作
 以前のポスターはあちこちの写真を並べたものでしたが、今回は本部理事会で承認を得たもので、格調高いポスターになりました。仙台大会に出席された皆様には全員チラシの形でお持ちいただきました。これから希望者や協会、事務所にどんどん配っていきます。もし記念にご希望されるの方には無料でお譲りいたします。
4. 現在検討中の事項
 この4月から佐伯近畿会会長のリーダーシップでCAPA準備が本格化しています。当日のスケジュール、発表者の選考、国内研究大会との相乗り方法、来賓、ゲストスピーカーを誰にするか、商業展示の方法、大会期間ならびに前後のエンターテイメントの企画、参加料金の決定、海外広報、海外からの参加者の方法、夕食のメニューなど。決めなくてはならないことが山積しています。近畿会の副会長が全員それぞれの役割を担って佐伯会長がまとめることになっています。我々だけでこれらのことを全部仕切るにはリスクが高いので、国際会議の準備専門会社と一緒に共同作業をしています。原則月2回集まり議論をしています。今までに決まったことをすこしご報告いたします。
 大会は10月3日の歓迎パーティからスタートします。場所はリーガロイヤルホテルの光琳の間で行います。当日の午後から参加者登録をしていただき、夜カジュアルな食事を楽しんでいただく予定です。4日からCAPA研究大会がスタートします。まず皇室を含め来賓の方のお言葉をいただき,続いて基調講演に移ります。講演者を誰にするかはこれから決めます。海外の著名人を予定していますが来年の春には決める必要があると思っています。4日の午後はパネルディスカッションと分科会形式による研究報告があります。協会の研究大会と相乗りですので、5日と合わせて全部で14の分科会を用意しています。4日の夜はリーガロイヤルホテルで夕食会(ガラディナーとよばれるものです)が計画されています。皆様の食事の嗜好が違うことを考慮し、お好きな食事が選択できるような工夫をしています。最後の5日ですが、午前中は分科会、午後は特別講演と閉会式があります。特別講演には、日本の著名な経営者、学者などを企画中です。夕方の閉会式の後、ユニバーサルスタジオでお別れパーティを企画しています。
 どうすれば多くの方が参加できるか、また記憶に残る大会にするにはどのようにすればいいかなど、近畿会の正副会長が日々頭を悩ましながら、手探り状態ではありますが企画しております。
 どうぞ皆様ご期待ください。

(文責 副会長 和田 頼知)