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日本公認会計士協会本部委員活動報告 |
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本部広報委員会委員 高濱 滋 |
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近畿会の推薦により日本公認会計士協会本部広報委員に平成16年8月より参加させていただき一年が経ちますので、この間の活動内容につき報告させていただきます。 本部広報委員会はほぼ毎月開催され、今後の広報活動について企画・協議するメンバー(第一小委員会)、JICPAニュースレターの発行に関する調整を行うメンバー(第二小委員会)とホームページの維持・改善といった作業を行うメンバー(第三小委員会)に分かれて活動しています。私は近畿会から参加ということで自動的に第一小委員会に配属されましたので、同委員会の内容を中心に報告していくことにします。 この一年の第一小委員会の活動は2005年7月21日に仙台で開催された研究大会と同日に開催された「ハロー!会計in仙台」という中学生向け会計講座の企画・実施に集約されたと思います。この企画は実は私が広報委員会に参加する前から構想がスタートしていたもので、従前より「本部公認会計士後進育成委員会」で高校生・大学生向けに職業紹介が継続して行われていますが、より若年層にもっと会計に親しんでもらうために検討された内容です。当日の内容については後述しますが、最終的な企画となるまでは特に在京の委員の方で数多くの企画会議及びプレゼンの練習が実施されました。皆様ご存知のとおり、委員会メンバーは全員監査法人等に所属しボランティアで活動していますので、特に企画を具体的な台本に落とす作業、その演出を創作する作業、そして講師を担当される方の台本の読み合わせは必然的に時間外での実施となり、近畿会からの日帰り出張メンバーとしては少し申し訳ない思いでした。 開催当日は仙台での研究大会が開催されたホテルから徒歩5分ほどの距離にある三井アーバンホテル仙台で朝の10時から中学生約30名、その父兄、仙台近郊の教育関係者及び全国から集まった各地域会広報担当者という聴衆見守る中開催されました。東北会の役員の方の働きかけにより、地元マスコミの取材も同時に実施されました。コンセプトは若年層に会計に親しんでもらうため、身近な事例を使って会計や監査について解説するということで、学校授業のイメージで2時間構成になっています。具体的には、一時間目にケーキ作りを通じて原価の仕組みやケーキ屋の経営について学び、二時間目に株式会社の仕組み、証券市場と説明責任へと発展し、その中で公認会計士の仕事、監査がどのようなものかを紹介する形になっています。一時間目は新日本監査法人の田邊えり委員、2時間目は中央青山監査法人の土居靖明委員が担当され、中学生という我々にとって未知の聴衆でしたが、練習の甲斐あってそれなりにこなされていたと思いました。もちろん休憩時間に実際のケーキを食べてもらったり、電卓や消しゴムをお土産にしたり物でつった面もありましたが・・・。 日本公認会計士協会本部としては、同企画を単発的なものではなく業界の継続的な社会貢献の一環としてとらえており、今年以降も中四国会等での開催が決まっています。近畿会でも今後の各地区会の動向を見ながら開催につき検討したいと考えております。 最後となりますが、本年度も引続き本部委員として活動させていただくことになっておりますので、本部広報委員会としての活動についてご意見等ございましたらご連絡いただければとおもいます。また、今後も広報委員会活動を通じてえた情報に関して近畿会の皆様にお伝えしていきたいと考えます。 |
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