近畿会事務局退職にあたって |
|
前近畿会事務局長 澤 健治 |
|
![]() 振り返りますと、平成元年 6月末日に大蔵省近畿財務局を退職し、平成元年7月から近畿会事務局長として近畿会に採用いただきましたので丁度16年間勤めさせていただいたことになります。 16年の長い間、無事に勤めさせていただけましたのは、歴代役員の方々を初め、会員皆々様のご指導、ご協力を賜ったお蔭並びに、事務局職員の方々のご協力をいただいたお蔭と深く感謝申し上げる次第です。 この16年間の思い出は、数々ございますが、紙面の関係もございますので、主なものとして以下のとおり列挙いたします。 |
|
1. | 近畿実務補習所が、平成元年までは60名であったのが、平成元年10月の合格者が増え一挙に123名となり、会場探しの苦労と最終的には2クラス制でスタートしたこと。 |
2. | 平成元年3月に公認会計士制度40周年の式典が挙行され、40周年記念として記念誌”40年のあゆみ”が、平成2年8月に刊行されるにあたり、編集委員の先生方のお手伝いとして、資料及び写真の収集をさせて頂き、無事に発刊出来ましたこと。 |
3. | 平成2年7月大阪花博の年に、全国研究大会が大阪ヒルトンホテルにおいて開催され、研究大会として初めて、1000名を超える参加があり、盛会裡に大会が開催出来ましたこと。 |
4. | 平成5年、近畿会事務局(大阪合同ビル407号室)が狭隘と2次試験合格者の就職が厳しくなり、近畿会に無料職業紹介所を設置する必要から事務室が、59坪から94坪に増床され、全面模様替と備品の更新により、事務局が一新されたこと。 |
5. | 平成7年1月17日の阪神淡路大震災は、近畿会としても忘れる事が出来ない大事件でした。近畿会の準会員1名が亡くなられたほか、会員・準会員の被害は甚大でした。(住居の全壊31名、半壊46名、一部損壊83名)事務局として、被害状況のとりまとめ、被災者へのお見舞い金、震災義援金の募集等、当時の役員の指示によりさせて頂いたこと。 |
6. | 平成10年に公認会計士制度50周年の記念行事が実施され、各行事の準備及び開催の事務を分担させていただいこと。 |
(1) | 50周年記念式典、記念講演会及び祝賀会 |
(2) | 50周年記念チャリティゴルフ大会 |
(3) | 50周年記念関連競技大会 |
(4) | 50周年記念写真入り名簿の作成 |
(5) | 50周年記念五十年史の発刊 |
7. |
平成13年8月に近畿会事務局が大阪合同ビルから現在のクラボウアネックスビル2階に移転したこと。 定員230名の研修室を備えた事務室に移転したことにより、CPE研修制度による研修会場確保の問題と補習生増加による補習所会場確保の問題が解決したことまた、事務局の報務環境も良くなり、感謝いたしております。 |
以上16年間の思い出は書き尽くせませんが、今は走馬灯のように色々な事柄が脳裡を駆け巡ります。 この間の体験は、役所では体験のできない事を体験させて頂いて得ることの大きかったこと。また、会員、会員外の多くの人と接する機会を得て交際範囲が広がったこと等人生の中での大きな喜びとするところです。 大変長い間、皆様にお世話になりましたことこの紙面をお借りして厚くお礼申し上げます。 最後になりましたが、会員・準会員の皆々様の今後益々のご健勝にて業務ご発展されますことを、ご祈念申し上げ退任のご挨拶とさせていただきます。 |