2回目の酉年 |
武地 健太(準会員) |
![]() 今回は2005年に年男に当たる人が文章を寄せるという企画のようでして、私のような若輩者に筆を取る機会をいただいたことを大変光栄に思っております。しばらくの間、稚拙な文章ですがお付き合いください。 私は2003年の10月にあずさ監査法人大阪事務所に入所し、2004年3月に大学を卒業しましたので実質的には2004年4月に社会人としての第一歩を踏み出しました。その意味で2004年は本当に激動の年でした。日々の通勤電車、名刺交換、監査の現場作業…一瞬一瞬にとまどっていました。それまで受験勉強という孤独な、自分という世界の中に閉じこもった生活を送って来た者にとって本当に輝きにも似た光景だったと記憶しております。 受験勉強というと12年前、前回の酉年のときも受験勉強の真っ只中でした。ごく普通の小学生でしたから絶対に受かってやるというモチベーションはなく、ただ意地になって勉強していました。結果は残念なものでしたが、そのときに培った意地、そして悔しさがその後の学生生活、専門学校生活のひとつの原動力になったことは間違いないと思います。 そういう意味で2回目の酉年である2005年も今後の12年間の基礎を形作る1年にしたいですし、またそうでなければならないと考えております。次の12年間はこれまでの12年間と異なり、自分の生き方をこれまで以上に意識しなければなりません。恥ずかしい話ですが今はまだ自分の適性・自分の目標を描ききれていません。ただ漫然と日々を過ごすのではなく、自分がどういう人間になりたいのか、会計士としてどういうキャリアを積んでいくのか。間題意識をもって、しっかり自分の将来像を見つめていくという作業を行いたい、そう考えています。 私は遅生まれでして実はこの文章を執筆している時点では22歳でした。ですので、2つ年上の24歳という年齢に実感が湧かないのですが自分なりの24歳像を描いたつもりです。非常にありきたりな文章となってしまいましたが、節目の年を迎えるに当たって決意を書かせていただきました。未熟な私ですが、今後とも宜しくお願い致します。 |