2005年の課題 |
境家 佑子(準会員) |
![]() 大学時代、一時体育会系のクラブに所属していたが、“女の子”という理由でお酒を強要されることはなかったし、飲めなくても困らなかった。 しかし、社会人になるとそういうわけにはいかなくなった。出張先の夕食や忘年会など、お酒を飲む機会が増えた。強要されることはないが、“女の子”だからといって飲まなくてよいという考えは浸透されていない。クライアントの方に「どんどん飲んでくださいよ〜。」と言われ、グラスから溢れて出すまでつがれると、断るのは容易ではない。出張で地方に行くと、「地酒がおいしいですよ。」と言われ、期待して飲んでみたが、やはりお酒はお酒だった。しかし、クライアントの方の好意に反して飲めないとは言うのはあまりにも申し訳なさすぎるので、少しずつ少しずつ量を減らしていく(が、いつまでたっても底は見えない)。 補習所の実地研修でビール工場に行った。事前に「新鮮なビールを飲めばおいしいと思うようになるよ。」と友人に言われ、再び期待して飲んでみたが、一口飲んでジュースに変更してしまった。みんなが飲んでハイテンションになっている中で一人素面というのは寂しかった。 またある時には、「スポーツをした後に飲むビールはおいしい。」と言われて試してみた。しかし、結果は同じだった。スポーツの後は清涼飲料水でしょう・・・。 今年もまた忘年会・新年会のシーズンがやってきた。いつも飲めない分食べるので太ってしまう。今回は増量を阻止すべく、たしなめる程度にお酒が飲めたらなぁとひそかに思っている。 |