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第38回定期総会報告 |
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平成16年6月のある日、総頁数272頁の第38回定期総会議案書が送られてきました。こんな分厚い議案書を誰が読むのか、と単純な疑問を持ちながら、今回初めて本部総会に参加してきました。本部総会は近畿会総会と異なり、764名もの参加があり会場が狭く感じられる状態でした。 平成16年7月6日午後1時より帝国ホテルで行われた本部定期総会の報告を、「第38回定期総会次第」に基づいてさせていただきます。 |
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1. | 開会の辞 副会長 澤田 眞史 | ||
2. | 会長挨拶 会 長 奥山 章雄 | ||
今日で最後となられるので3年間の総括として、「強い公認会計士」をキャッチコピーとし透明性ある財務諸表の担保および提供を行なう為に、経営者の誠実な対応、公正な会計基準の確立、厳正な監査の実施の3つの要素を掲げて実践してきたことを強調されました。また、今後の課題として、改正会計士法への対応、監査人の不正事件および2005年の国際問題について話されました。 | |||
3. | 来賓挨拶 内閣府副大臣 伊藤達也 | ||
五味金融庁長官も来賓で出席された中で、伊藤達也内閣府副大臣が、最近の経済・金融状況、特に16年3月末に不良債権比率が5.2%に低下したことおよび監査に対する関心が強くなり、公認会計士の社会的責任が増々重くなっていることについて話をされました。 | |||
4. | 黙 祷 副会長 小澤 勲 | ||
物故者の冥福を祈って黙祷が行なわれた。 | |||
5. | 協会学術賞−会員特別賞授与 委員長 木下 徳明 | ||
第32回協会学術賞について、内藤文雄氏「財務諸表監査の変革」、土田義憲氏「内部統制の実務」、吉田寛氏「公会計の理論」が、会員特別賞として中央青山監査法人「コンテンツビジネスの会計実務」が受賞され、表彰が行なわれました。選考の経過についてはJICPAジャーナル7月号を参照ください、とのことです。 | |||
6. | 中山MCS基金賞授与 委員長 田村 都彦 | ||
第16回中山MCS基金賞について、安室憲一氏「徹底検証 中国企業の競争力」が受賞され、表彰が行なわれました。選考の経過についてはJICPAジャーナル7月号を参照ください、とのことです。 | |||
7. | 議長・副議長任命 会長 奥山 章雄 | ||
以降の「議事」の進行役として議長1名、副議長2名が任命され、承認されました。 | |||
8. | 議事 | ||
(1) | 報告事項 常務理事 黒田 克司 | ||
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(2) | 審議事項 | ||
議案ごとに会員より質問がありましたが、全ての議案が原案とおり承認可決されました。 報告事項、審議事項においては、活発な質疑応答があり充実した審議が行なわれたと感じましたが、残念なのは時間の関係で途中で打ち切られたことと、特定の質問者に偏ったことでした。質問が多いのは想定できたことだと思われますので、報告事項をもう少し短縮して質疑応答に時間を取る方がよかったのではないかと感じました。 |
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(3) | 役員選挙の経過および結果報告 選挙管理委員会委員長 宇津木 孝一 | ||
役員選挙規則第21条の規定に基づき、宇津木選挙管理委員会委員長より、第17回役員選挙の経過および結果の報告が行なわれた。 | |||
9. | 会員表彰 会 長 奥山 章雄 | ||
表彰者を代表して東京会の会員の方が、初めて総会に出席したこと、それも表彰のスピーチが無ければ出席しなかったであろうこと、および現在どのようなことをされているかを話されました。一般の会員の方にとっては総会は本当に縁遠いものなのか、と感じました。 | |||
10. | 会長・次期会長挨拶 | ||
会 長 奥山 章雄 | |||
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次期会長 藤沼 亜起 | |||
現執行部が築きあげたものを次の執行部でも引継ぎたい、協会の会務が多忙と思われるのでほぼ協会会務に専念したいことを話された。今後の課題としては、改正公認会計士法の適用はこれからなので適切に対応したいこと、および監査の質向上の一環として監査時間・報酬の充実を外部機関に訴えることを強調されました。 | |||
11. | 閉会の辞 副会長 増田 宏一 | ||
定期総会の後、会員の声を聞く会および、懇親パーティーが催されました。 | |||
(取材:会報部 市田 龍) |